樹脂筐体の設計ならテクノラボ。プラスチック製品のデザイン、設計、試作、金型、量産まで製品開発のすべてをお手伝いします。


簡易金型-小ロットに最適なアルミ簡易金型-

低コストで小ロット生産を実現する金型です

プラスチック製品を量産するためには金型が必要不可欠です。ただ、鉄製の「本金型」は大量生産に適している反面、初期コストが大きくなってしまいます。 そのため、少量生産で本金型を使っては製品開発を活発に行うことが困難になってしまいます。
そこでテクノラボでは、少量生産に適したアルミ製の「簡易金型」という方法を提案しております。簡易金型は少量生産にとって大きな壁となる初期費用を抑えることができます。

簡易金型って何が違うの?

○簡易金型のメリット

「大量生産の前に試作品を小ロットで作って、評価を得たい。」「ユーザーが限られているので生涯生産数は2000未満だ」「1種類を数万個作るのではなく、小ロットでいろんな形状の製品を作りたい」といったニーズにお答えする射出成型用の金型です。 上記のような場合に鉄製の本金型と比較してコストメリットがあります。

  • ・カセット式なのでコンパクト

    標準モールドベースを用意しておき、そこに着脱式のカセット金型を装着して成形します。 心臓部の金型がコンパクトなので、製作や交換、保管が楽になるほか、モールドベースを共用することもあって、全体のコストが半分近くまで下げられます。ただし、保有するモールドベースのサイズ以上の大きさは作れないなどの制約があります。

  • ・アルミ製の取り扱い易さ

    アルミ合金のベースを使って金型を作ります。アルミは削りやすいため製作期間が短く、軽いので取り扱いも楽です。 その反面、ショット数と寿命が短く、鉄製の金型と比べると傷がつきやすいなどのデメリットがあります。

テクノラボの金型定価システム

○少量生産に適した簡易金型の料金を
 明確にしたサービスです。
○作りたい製品のサイズで簡単に金型の料金がわかります。
○特に大きな製品に有利!トータルコストが抑えられます。
○求める製品精度に合わせて二つのグレードをご用意。

2022年10月1日より下記の価格表になります   

※「金型定価」は、樹脂成形型ではテクノラボのみが取り組んでいるサービスです。
※制作には、3次元CAD図面が必要になります。デザイン、設計業務も承ります。
※プレミアムグレードとは曲面合わせの金型になる場合に適用されます。(通常の箱型であれば基本グレード)

詳細はこちら 価格/納期のページ

○簡易型での成形事例

○センサーケース
 (133×62×16mm)

○液晶付きリモコン
 (155×115×61mm)

○透明タグケース
 (45×45×7.5mm)

もっと事例を見たい方はこちら

○プラスチック部品のトータルサポート

デザイン/機構設計/3Dプリンター/試作/なども対応可!

その他にも多数プラスチック筐体の製作実績がございます。
・アイデアはあるけれども製品化の方法が分からない方、
・電子基板をもとにプラスチック外装を製作したい方、
是非お気軽にお問い合わせ下さい!

  • 何で安いの?何で定価なの?

    ・簡易型を安く作るノウハウをたくさん持っている会社だからです。
    ・海外のメーカーも上手く使っています。
    ・金型の販売が主業ではないので、金型制作で利益が出なくても良いのです。
    ・他のメーカーより遥かに多くの仕事をこなしているので、薄利です。
    ・貴社が潤ったら当社にも仕事が回る、そんな縁の下の力持ちになりたいです!

  • 安かろう、悪かろうではないの?

    ・用途や使用環境によっては十分な精度です。 詳しくは事例の写真を参考にしてください。
    ※ただ、機構部品で寸法公差がたくさん指示されるような部品には向きません。
    ・主にケースなどの用途を想定しており、実績もございます。勘合には問題ありません。

  • どんなお客さんが多いの?

    ・中小企業と個人の方が多いです。
    ・クラウドファンディングで資金を集めた企業様からのご相談も多いです。
    ・業種は電気系の開発会社さんが多いです。
    ・分野は無線端末や省力機器、医療器具や福祉関係が中心です。
    ・設計図面のご用意がない方からのご相談も多くございます。
    ・最近ではIoTの端末依頼が非常に多くなっています。

  • どうして普通の金型は高いの?

    一言でいうと、「良い物」を「たくさん作る」前提で作っているからです。
    普通の金型は、10万個、ものによっては100万個以上作ることを前提として、
    素材、精度、経験などたくさんのノウハウを盛り込むでいます。
    素人ではわからないような、小さなキズやマークも許されません。
    当然経験豊かな(お給料も相応に高額な)技術者が、十分な検討を加え、
    高額な機械を使って作らなければ出来ません。

    いわば銀座の一流職人に作って貰うお寿司のようなもので、
    気軽に食べに来てもらえるようなものではありません。
    当社の作る金型を寿司に例えると、そこそこおいしい(良い金型)と自負していますが、一流店には及びません。ですが気軽に食して(作って)頂けるメニューを用意しています。

お仕事を頂く立場で申し上げるのも恐縮ですが、お取引にあたっての技術や取引条件、権利関係等についての留意事項を下記にまとめました。ご理解賜りますようお願いします。
もし受入できない条項がございましたらご通知下さい。了承頂いたとの理解でお仕事を進めるので、事後でお伝え頂くと対応ができなくなってしまいます。

  • 耐久性とメンテナンス

    この金型は500ショット毎にメンテナンス(有償)を必要とします。メンテナンスのコストは製品形状、使用材質等により変わります。メンテナンスを繰り返す限り、金型は半永久的に使用可能です。但し、長期間生産がなされない金型には保管費が発生します。

  • 仕上げレベル

    表面仕上げは▽▽~▽▽▽程度です。シボ加工はできませんが、ブラストによりナシジ処理は可能です。その場合は別途表面処理費が必要となります。
    ヒケ、フローマーク、ウエルドなどの許容レベルは一般産業機器外装を基準としております。

  • 使用できる材料

    全ての汎用樹脂が原則として使用可能です。
    ただしフィラーの入ったグレードは使用することが出来ません。エンプラも一部対応が可能です。ただし、スーパーエンプラには対応できません。また塩ビや熱硬化などの樹脂も対応できません。

  • 調色と特殊な材料

    製品ごとの材料調色が可能です。
    エラストマーなど、特殊な材料での対応も可能です。
    いずれも別途費用が発生すること、材料調達納期がかかることをご了承ください。
    また調色は主観により左右される部分が大きいので、出来上がった色が必ずしも指示色と同じだと認識されない可能性がございます。

  • 品質基準

    品質基準は当社基準により良否判定を行います。
    自社基準を明確に定めている場合、あらかじめお申し出ください。金型の特性上、貴社基準での対応をお断りせざるを得ない場合もございます。また工場監査はお受けしておりませんので、ご了解ください。

  • 保管期間と所有権

    簡易型
    サイズ
    年間保管費
    SS 833円/ 月
    S 1,250 円/ 月
    M 1,500 円/ 月
    L 1,800 円/ 月
    XL 4,000 円/ 月
    製作した金型は、完成の日より2年間保管いたします。
    その後は当社の管理下において廃棄いたします。(無償)
    ただし最終生産から1年が経過していない場合、別途保管依頼を頂いた場合、保管いたします。 保管依頼による保管の場合、保管費を申し受けます。
    簡易金型は知的財産権が当社に残る資産ですので、貴社に引き渡すことが出来ません。 金型所有権ではなく、利用権が貴社に存するとご理解下さい。

  • お支払い条件

    簡易型は取引開始時にお振込みを頂いてから製作いたします。
    大手メーカーさまであっても条件は同じですので、あらかじめご理解下さい。
    製品製造は貴社支払いサイトでのお取引も可能ですが、初回~数回の間は現金取引となる場合がございます。

プロトラブズのカセット型引き受けます

○急遽日本法人の閉鎖を決めたプロトラブズ社の
  カセット型で成形の対応をいたします。
○返却されたカセットを送って頂き、そこに
○アタッチメントをつけて成形できるようにします。
○返却されなかったカセット型を新規に作成することも可能。

詳細はこちら プロトラブズの金型ページ