プラスチックで思いをカタチにする会社 株式会社テクノラボ

プラスチックに着色してみる②

プラスチックに着色してみる②

こんにちは。金型設計の千葉です。

今回はプラスチックの種類を変えてマスターバッチを制作していきます。

下記の前回行った着色についての記事を読んでからご覧になってください。

プラスチックの着色してみる①

使用する樹脂はポリカーボネート(PC)で、着色する色は白になります。PCは、エンジニアリングプラスチックと呼ばれる特殊な用途で使われる樹脂で、剛性に優れていて工業向けの筐体などによく使われます。

また、アクリルと同様に一般的に耐光性に優れています。白色というのは、一般的にドライカラーを大量に入れないと元の色が消えないため、調色するのは難しい部類に入ります。例えば、色分け済みのプラモデルをニッパーでランナーから外す時に白色は感触が違うと思います。これは、顔料が多く入っているためにプラの物性が、顔料に近くなっているためであると考えられます。ブラスチック製の筐体は白や黒が多いです。そのため、白色のマスターバッチが制作出来るようになることは、ごく少量で製品を生産することに対して非常に重要な要素になります。

まずは前回同様、PCを乾燥させて5倍濃度の顔料を用意して作業の用意。樹脂の乾燥温度は材料によって異なるので、材料を扱っている会社のHP等を確認します。今回は使用していませんが、アクリルは特に吸湿性に気を付けなければならず、長時間の乾燥が必要です。PCは試しに300g用意して、それに必要な顔料を用意します。5倍濃度なので1.5kg分ですね。70gほど使用したので、樹脂の重量に対して使う顔料がとても多いのが分かります。

袋越しなので見づらいですが、かなり粉っぽいことが分かります。成形機に入れると汚れが取れにくいのも頷けますね。

結果から言うと、大失敗!やはり樹脂に対して顔料が多すぎるので、いくら乾燥させても押し出した樹脂が膨張してしまい、ペレットにすることもままならない状態です。ぶくぶくと気泡が出てきて樹脂が焼けてしまい、砕いても使用できそうにありません。砕いたあとも粉っぽい状態が残っていて、樹脂に混練出来ていないことも確認できました。

細かい気泡が出てしまい、おおよそカッティングできる状態ではないです。

今回は樹脂の種類替えと色を白にしたこともあり、原因の特定が難しくなってしまったので、次回はPCを灰色マスターバッチを制作しようと思います。また、マスターバッチを作るにあたっては樹脂に対しての顔料の比率で、今後は上限を決めてマスターバッチを作ろうと思います。