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深セン出張リポート ~電気街を歩いてみた~ (前編)

深セン出張リポート ~電気街を歩いてみた~ (前編)

こんにちは。テクノラボの設計担当の大島篤です。

少し前になりますが、中国深セン市に出張に行きました。出張の主な目的は中国の取引先の工場の視察と 世界最大とも言われるファチャンベイの電気街の見学。今回は電気街について簡単にリポートします。

中国の簡易字では「深圳」と書きますが、本稿では「深セン」と表記することにします。ちなみに英文字では “Shenzhen” と綴ります。 深セン市といえば、中国四大都市のひとつとして有名ですが、皆さんはそれが中国のどのへんにあるのかご存知ですか︖ 私と同様に中国の地理に疎い人のために、地図を用意しました。

日本と中国を含む広域地図です。日本から南西方向に飛ぶと台湾があり、その左の方に香港があります。 羽田空港~香港間の距離は2,876 km。フライト時間は5時間弱。

 

上の地図で、下側に香港があることを確認してください。そして、香港の真上に位置するのが深セン市です。 今回の出張では羽田空港からLCC(格安航空会社)に搭乗して香港空港まで行き、そこからフェリーで中国本土に渡ると いうルートを利用しました。フェリーを降りたのは深センの蛇口港(ジャコウコウ)です。 深センの面積は1953km2、人口1322万人で、東京都にほぼ匹敵する大都市です(東京は2194km2、1378万人)。東西 に長いことも東京と似ていますね。 東京都は23区+多摩地区(26市)ですが、深センは10区。蛇口港は南山区、ファチャンベイは隣りの福田区にあります。 蛇口港から地下鉄2号線に乗れば、乗り換えなしの50分ほどでファチャンベイ駅に着きます。

 

「深圳通(ShenZhenTong)」という地下鉄ICカードの裏面に印刷された地下鉄路線図です。現在8路線が営業中。なおカー ドの表面はドラえもんのイラストでした(他の絵柄も選べます)。深センの地下鉄は、駅も車両(車内)も綺麗で、乗客のマナーも良好でした。全駅がホームドア設置で安全です。 日本の地下鉄とは次のような点が違うと感じました。

・車両のドアがプラグドア(ワンボックス車のスライドドアのようなタイプのドア。戸袋が不要なので車体構造を単純化、 小型化できる。ただしドアの開閉機構はやや複雑になる)

・座席がステンレス貼り(清潔さ、耐久性、メンテナンス性に優れるが、座り心地はイマイチ) ・手荷物検査(改札前に警備員がいて、空港みたいな手荷物検査が常に行われている。2008年の北京オリンピックを機に テロ対策として導入)

 

ファチャンベイの電気街については、多くの記事がWeb上で公開されています。興味のある方は、「華強北」とか 「深セン 電気街」、「Huaqiangbei」などのキーワードで検索して記事を探してみてください。YouTubeにアップ されている電気街の動画もお勧めです。

ここでは、私なりの視点で紹介して行きたいと思います。 なお本稿では「ファチャンベイ」と表記していますが、発音的には「ファチャンベェイ」が近い気がします。 「ファーチャンペイ」とか「ホワチーンペー」あるいは「かきょうきた」などと書いている記事もあります。 英字表記の”Huaqiangbei”を略して「HQB」と書かれることもあるようです。 漢字で書く場合、繁体字では「華強北」、簡体字では


となります。

電気街を歩いて、この簡体字が書かれた看板を良く見かけました。 E都市(http://sz.edushi.com/)で見たファチャンべイの3Dマップを示します。

明るく示したエリアが電気街。地下鉄の4路線3駅が利用できる便利な立地です。電気街は南北に1kmほどで、全体のサイズ感は秋葉原の電気街より一回り大きい程度と思いますが、後述するよう に中身の規模は大きく異なります。 さて。今回宿泊したホテルはファチャンベイ駅から地上に出たところにあるファチャンプラザホテル(華強広場酒 店)。アーモンド型断面で素敵なエクステリアの高層ホテルです。

 


ホテルの29階の部屋からは、上の写真のように電気街のほぼ半分(南側)が一望できました。電気街の中心を南北 に走る華強北路は幅が40メートルほどもあります。華強北路のうち、この写真に写っている範囲は常時車両通行禁 止の遊歩道となっています。他の場所の歩道では頻繁に走っている自転車や電動バイクも、ここでは見られません。 遊歩道として整備されたのは2017年1月のことですが、それまでは車や電動バイクが行き交っていたのでしょう。

 

広場の一角で、フェラーリやランボルギーニなど、高級外国車の展示イベントが行われていました。中国でも一部 の富裕層に需要があるのでしょうか。トヨタ86などの日本のスポーツカーも展示されていました。

 

南端から撮影した遊歩道。歩道というよりは広場です。左右に大型店舗が立ち並んでいますが、秋葉原のように雑 然としておらず、なかなかの空間芸術。「建築は静止した音楽である」という言葉を思い出しました。 なお、清掃スタッフが巡回していてゴミは皆無。歩道の綺麗さは東京以上という印象です。 スマートフォンを持っている人が多いことは日本と同様。もう1つ印象に残ったのは、タバコを吸っている人がほ とんどいなかったことです。

 


ホテルから東向きに撮影した夜景。老街(ラオジエ)のショッピングモールから夜空に放たれる光線が未来的な雰 囲気を醸し出していました。 光線の向こうにそびえる尖った超高層ビルは、京基100金融センタービル。98階441.8mは深センで2番目の高 さです。ちなみに深センで一番高いビルは平安国際金融中心ビルで、115階600mとなっています。(2016年1月 の完成時に世界4位)

 

~後編に続く

 

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