プラスチックで思いをカタチにする会社 株式会社テクノラボ

Maker Faire Tokyo 2018

Maker Faire Tokyo 2018

こんにちは。テクノラボ、こわい顔担当の菊地です。

みなさまお盆休みはいかが過ごされましたか? 私は旧友たちと酷暑のお伊勢参り。バイクで往復850kmの苦行旅でした。
そのお休み前の8月4日(土)・5日(日)の2日間、東京ビッグサイトで「Maker Faire Tokyo 2018」(メイカーフェア・トーキョー)が開催されました。
長い間、従来型「メーカー」で製品開発に従事していた身としては、「メイカー」という言葉に明るいミライを感じつつも、メイカーフェアはこれまで未見でした。今回は初見のフェアで見て聞いて感じたことをお伝えしたいと思います。

「Maker」というと多くの人が「メーカー」、いわゆる製造業に属する企業を連想するのではないでしょうか?。しかし英語では企業に限ったことではなく、個人でモノづくりをする人々のことも「Maker」(メイカー)と表現しています。そう、メイカーフェアは、電子工作から、ロボット、電子楽器やクラフトなど、思い思いのモノを作っているメイカーたちが集まって、作ったモノを見せて、仲間や来場者とその楽しさを共有する、世界各地で開催されているイベントなのです。

 

8月4日(土)初日の会場1時間後ぐらいに現着しましたが、既にかなり多くの来場者が入っていて、親子連れやカップルの多さはちょっと意外でした。

リアル楽器でセッションするロボットくんたち。

いわゆるビジネスショウとは全然違う雰囲気なんですよね。企業からの出展もいくつかありましたが、商売っ気がほとんどないんです。
そうか、ホントにモノづくりを楽しんで、作ったものやアイデアを「どやっ!これ面白いやろ?」って楽しむ場所なんだ!

レーザーカッターとワークショップ

メイカームーブメント=3Dプリンターな印象を持っていましたが、ここでは3Dプリンターよりもレーザーカッターで加工された作品がとても多くみられたのが印象的でした。ほぉ~、レーザーカッターもずいぶん身近になったもんですねぇ、いつの間に…。「ほら、こんなふうにしたらカッコよくなったでしょ!?」的な素敵な作品が目白押しです。

 

ブリキ缶に竹集成材のフェイス。Arduinoで8bitな音色を奏でます。レトロフューチャーな感じでお気に入り。

 

スマートスピーカー流行ってきましたね。でもポロっと置いておくだけじゃ可愛くないから、これって必要ですね。

 

透明アクリル板に彫刻。後ろの光る物体を透過して眺めたら、あらキレイ~

 

 

水が滲みて使えないかもなコースター。ひと昔前なら熟練の職人さんにしか作れなかったであろうモノがレーザーで簡単に作れちゃう。

 

プラスチックに彫刻して着色したら蒔絵のように。ス・テ・キ。

 

レザークラフトも作れちゃうんですね。ハンマーでトントンしなくても、カッターで流血しなくてもいいんですね。

 

圧巻のBTTFデロリアン!

 

近年3Dプリンターはご家庭用モデルが普及価格で数多く登場していますが、レーザーカッターはさすがに… と思っていたのですが、DMM.make AKIBAに行かなくても、もっと身近に加工設備を安価に利用できる工房があったんですね。そのひとつが「ファブラボ (FabLab)」さん。http://fablabjapan.org/ フェアでもファブラボさんのブースがで~んとあって、さまざまな作品が展示されていました。いやぁ~いい世の中になったものです。私の最寄りはFabLab鎌倉。こんど覗いてみます。

 

FabLabブースで一番のお気に入り。ニキシー管が国内で手に入らないので、海外調達したそうです。

電子ペーパーで「目」を表現

いろんなカタチのかわいらしい物体が並んでいました。何するモノかなって尋ねてみたら、目が電子ペーパーなんですって! LCDとは違ってフラットなので気が付きませんでした。
よ~く見ると目の表情が変化します。まだこれといった用途を思いついていないそうですが、センサーなどと連動させて、優しいデバイスができそうですね!

ヤングメイカー

3Dプリンターやレーザーカッターが身近になったと共に、Raspberry Pi(ラズパイ)やArduino(アルデュイーノ)のような、高機能でプログラミングも容易なPC/マイコンを駆使して、小学生でも自由な発想を動くカタチにできるようになりました。私も小学生のころ電子工作で、ラジオやインターホン、自転車に付けるなんちゃって電子フラッシャーなどを作っていましたが、今はもう無線やインターネットを駆使して、作品のレベルが違いますね。羨ましい限りです。

小学生メイカー。作品も説明も立派です。大人も関心しきり。

ソニーから出た!ハイレゾオーディオマイコン「SPRESENSE」

噂には聞いていましたが、ソニーさんから素敵なマイコンボード(スプレッセンス)が展示されていました。
メインボードは約2×5cmのラズパイZEROぐらいのサイズに、6コアの強力CPUを搭載! ハイレゾオーディオに対応し、GPSとGLONASSを受信できる測位機能が搭載されています。しかも開発はArduino IDEを利用するというすごいヤツ。また拡張ボードでカメラやディスプレイも簡単に接続できてしまうという… これはもう防水BOXに入れて、バイク用のカーナビを作るしかない! って軽く妄想してしまいました。
さすがソニーさん!ブラック基板やパッケージもカッコイイですね。

メインボード 5,500円

 

 

拡張ボードと5Mピクセルのカメラモジュール

 

 

スマートスピーカーのデモ

https://www.sony-semicon.co.jp/products_ja/spresense/

まとめ

今回のフェアは会場も広く、親子で楽しめるワークショップも多く設置され、まさにモノづくりのお祭りの様相でした。
このブログをつらつらと書きはじめたんですけど、見たものが多すぎてまとまりません! ということでこれにて終了~。
売るために作るよりも作って楽しむ。長いことメーカーでお仕事していると、この大切なことから遠ざかっていたように思います。
自分の発想をカタチにすることも、電子デバイスを動かすことも、少し勉強すれば簡単に現実に登場させることができるこの時代。
もっともっといろんなクリエイターが、見たこともない美しいものやカッコいいもの。なにより面白いものをメイクしていくって、なんだかワクワクしませんか?

 

チェコの3Dプリンタ「Original Prusa i3 MK3」多色フィラメントをひとつのノズルで造形できる優れモノ。 翌日からamazonで販売開始ですと。

 

 

Original Prusa i3 MK3での造形物

 

 

ハッピーフォンホルダー。首にかけるだけで優しさに包まれるスマホホルダー。かえって寂しくなっちゃったりして…

 


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